中村一生の「雨蛙号再生日記」
2009年10月3日
吉田会長から声がかかって譲ってもらったSJ30F。2人乗り登録としてあり、屋根無し、ドア無しのむき出しフルオープン。これはこれで楽しく乗ることができるのだが、太平洋側と違って、日本海側の高岡は雨も多く、雪も降る。万一のことを考えれば、幌は必需品だ。
早速、幌をボディーに留めるためのホックを注文。幸いすぐに部品が手に入ったので、これをボディーに取り付ける。長い間使わず車庫に放置していたサビだらけの幌骨は、サンダーで丁寧にサビを落として、シャシーブラックで塗装し、正規の位置に取り付ける。しかし、25年以上経過した手持ちの幌はすっかり縮んでおり、そのままでは、幌側のホックがボディー側のホックに届かず、固定することができない。やむなく、一旦取り付けた幌骨を外し、左右の端部を1.5cm切り縮めることにより、幌の高さを低くしてホックを留めることができるようにした。
次は、リアスタイルを引き締めるために、スペアタイアを取り付け、更に、オフロード走行や林道走行用に、予備燃料を入れるジェリ缶を取り付ける。このジェリ缶は10リッターでジムニーにおあつらえ向きのもの。ジェリ缶ブラケットは自衛隊トラックのもの。いずれもぼろぼろで車検が取れなくなった我が赤いジムニー30Fのものを流用した。
後は、ドアの取り付けだけだが、純正ドアは既に製造中止で入手は不可。上からの雨対策ができるだけで十分なので、しばらくはドアのないままとし、いずれオリジナルのものを作ることにしようと思っている。
さて、このジムニーの色合い、トロピカルグリーンというか、別名、雨蛙色とでもいえばよいのか、ミリタリー好きにとっては恥ずかしいものだが、何となく味わいがあるので、しばらくこのままにしておこうと思う。で、現在、天気さえよければ、このジムニーに乗って通勤し、町中のオープン走行を楽しんでいる。
2009年10月27日
ジムニーはオフロードカーである。砂浜、ぬかるみ、山深い林道、砂利の多い川原、そして雪道などの2輪駆動車では走れない場所あるいは敬遠してしまう道路、即ち道なき道で本領を発揮する四輪駆動車である。
しかし、万能ではない。進入したオフロードでタイヤが嵌って動きが取れなくなる(スタックする)ことがある。山道で倒木に乗り上げ、タイヤが空回りすることもある。いろいろなシチュエーションが想定される。主として、人里を遠く離れた場所での脱出方法を考えなければならないことがある。そういうことが起きることを予測して、脱出ツールの準備が必要になる。
原始的なツールとしては、牽引ワイヤーや牽引ストラップ、ハンドウインチ、スコップ、斧(アックス)などであろうか。ひと頃は、ハイリフトにしてオフロードタイヤを履いたジムニーに電動ウインチを付け、その他諸々のレスキュー用具やリカバリー装備を積み込んで走る姿を見たものだが、最近は、とんとお目にかかることがない。四輪駆動でオフローディングを楽しむマニアが少なくなってきたからであろう。
しかし、我らがジムニーブルートクラブは、ささやかながらオフロード走行を楽しもうといつも考えている。そのために、万一のことを考えて、手ごろな装備をしておかねばならない。
ジムニーSJ30F「雨蛙号」の雨対策が何とか済んだので、今度はツールの取り付けを行った。まず、米軍用のアックス(斧)と小型の折りたたみ式シャベル。板金が薄いので、ジープのように車体の外側に簡単には取り付けることができない。又、車体の外側に不用意に穴をあけることも避けたい。頭をひねった結果、助手席側シル部分の内側に取り付けることとした。
余り金をかけたくないので、手持ちの材料を活用することとし、自衛隊用のストラップとフットマンループを利用して柄の部分を一箇所だけ固定した。刃の部分を車体内壁に、又、柄の部分をフロア面に密着させて取り付けたので、走っていてもがたつかない。
シャベルは、取り付ける適当な場所がないと判断し、助手席の前方脚部分を利用して長めの軍用ストラップで縛り付けることにした。この助手席は、もとの位置では座った状態が窮屈なので、全体に8cmほど後退させて取り付け直し、足元にゆとりを持たせたものである。おかげで、シャベルの柄は足元から突き出すことはなく、助手席の下にうまく納まった。もちろん走っていてもがたつきはない。この程度の道具でスタック時に役立つかどうかは不明だが、無いよりはましだろう。
牽引用ロープ、Uシャックル、軍手、ジェリ缶用スポウト、雨がっぱ、予備のタオル、タイヤレンチなどの小物は、リアゲートの内側に取り付けた米軍弾薬箱に収納することにした。

