吉田進のパワーリフティングのこつ 第2回 - MEGA POWER -




第2回「一度に沢山の筋肉を動員するってどういうこと?」

パワーリフティングとボディビルディングは基本は似ていますが、実はベンチプレスもスクワットもかなり違うフォームなのです。どこが違うのかというと、ボディビルディングでは一つの運動をするときになるべく一つの筋肉に効くようにするのが基本ですが、パワーリフティングでは一つの運動でなるべく沢山の筋肉を動員するのが基本なのです。

1. なるべく沢山の筋肉を動員する

「じゃあ、どうやって沢山の筋肉を動員すればいいの?」「つまりどうやって一つの種目の中で沢山の筋肉を働かせたらいいの?」と言う素朴な質問が出てきます。
その答えは単純です。フォームです。フォーム一つで、どこの筋肉をたくさん使っているのかが決まってくるのです。パワーリフティングでは一カ所の筋肉をたくさん使うよりは、一度に沢山の筋肉を使うフォームを修得することで重たい重量を上げられるようになるのです。
具体的にスクワットを例に取り上げ、説明したいと思います。

2. ボディビルのスクワット

ボディビルのスクワットはバーベルを肩の高いところに担ぎ、背中を前傾しないようにし、膝を前方に出すような感じでスクワットします。
このスタイルですと、大腿四頭筋に刺激が集まります。違う言い方とすると大腿四頭筋だけで立ち上がる感覚です(実際は他の筋肉も、度合いは低いですが使っていまが。)

3. パワーリフティングのスクワット

パワースクワット その1それに比べてパワーリフティングのスクワットは左の写真のように、バーベルを肩のやや低いところに担ぎ、背中をある程度前傾させ、膝はなるべく前に出ないようにし、逆に尻を後ろに引く感じでスクワットをします。
こうすることにより、足だけではなく、背中、尻等の筋肉も総動員して立ち上がることになるのです。
勿論足は使っていますが、大腿四頭筋だけではなく大腿二頭筋も尻も背筋も使うフォームなのです。

パワースクワット その2右の写真では足巾は広めです。
股関節が柔らかく、このようなフォームが自然に出来る人はこのぐらいのスタンスをお勧めします。スーパースーツの効きもこのぐらいのスタンスが良いです。
しかし、体の柔らかさなどは人によりけりですので、無理して足幅を広げることはありません。自分が一番やり易いスタンスでスクワットをして下さい。やや広めとだけ意識してください。

スクワットの前傾角度注意する点として、前傾すればいいのかという事で左の写真のように極端に前傾し、背中だけで立つようなスクワットになってしまってはいけません。
これでは足ではなく背中だけに負荷を集めていることになります。腰を痛める原因にもなりますので、気を付けて下さい。


bk2_prev.gif

ページの先頭へ

bk2_next.gif